今回の四字熟語のテーマは動物です。
四つの漢字の中に、動物の漢字が入る四字熟語を集めました。
犬猿之仲 →犬と猿
烏飛兎走 →烏と兎
のように、1つの中に2つの動物が入る場合は、それぞれの動物で紹介をしています。
ではさっそくいってみましょう!
contents
鳥を含む四字熟語
まずは、鳥を含む四字熟語です。
鳥の…なんの種類?というのは無くて「鳥」です。
- 一石二鳥(いっせきにちょう)
一つの行動で二つの利益を得ること。 - 烏鳥私情(うちょうのしじょう)
親に孝行をしたいと思う気持ちを謙遜していう言葉。
烏鳥私情の類語
反哺之孝(はんぽのこう) - 越鳥南枝(えっちょうなんし)
生まれ故郷を懐かしみ、忘れがたく思う気持ちのこと。
越鳥南枝の類語
胡馬北風(こばほくふう) - 蟹行鳥跡(かいこうちょうせき)
すべての書物のこと。「蟹行」は西洋文字(横書き)を意味し、「鳥跡」は漢字を意味する。 - 花鳥諷詠(かちょうふうえい)
自然界と人間界の全ての現象や事象を、そのまま歌にすること。「花鳥」とは自然のたとえ。 - 花鳥風月(かちょうふうげつ)
自然の美しい風景。
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鶏を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「鶏」です。
「鶏」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 割鶏牛刀(かっけいぎゅうとう)
小さな鶏をさばくために、牛を裁くための大包丁はいらないということ。 - 牛刀割鶏(ぎゅうとうかっけい)
小さな事柄を処理するために、大げさな手段を用いることのたとえ。 - 群鶏一鶴(ぐんけいのいっかく)
凡人が多くいる中で、一人だけ優秀な人物が混じっていることのたとえ。 - 鶏群一鶴(けいぐんのいっかく)
凡人が多くいる中で、一人だけ優秀な人物が混じっていることのたとえ。 - 鶏犬不寧(けいけんふねい)
事態が緊迫していて心が落ち着かない、安まらないことのたとえ。 - 鶏口牛後(けいこうぎゅうご)
たとえ小さくても組織のリーダーになるべきで、大きな組織の末端で甘んじてはいけないということ。 - 鶏尸牛従(けいしぎゅうしょう)
たとえ小さくても組織のリーダーになるべきで、大きな組織の末端で甘んじてはいけないということ。
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烏(カラス)を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「烏」(カラス)です。
「烏」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 鴉巣生鳳(あそうせいほう)
愚かな親に優秀な子供が生まれること。 - 烏焉魯魚(うえんろぎょ)
文字の書き間違いのこと。「烏・焉・魯・魚」の文字がそれぞれ似ていて間違いやすいことから。
烏焉魯魚の類語
三豕渡河(さんしとか) - 烏獲之力(うかくのちから)
力持ちのたとえ。 - 烏集之衆(うしゅうのしゅう)
統制も規則もない、ただ寄り集まっているだけの人々。
烏集之衆の類語
烏合之衆(うごうのしゅう) - 烏鳥私情(うちょうのしじょう)
親に孝行をしたいと思う気持ちを謙遜していう言葉。
烏鳥私情の類語
反哺之孝(はんぽのこう) - 烏兎怱怱(うとそうそう)
月日がせわしなくすぎていくたとえ。「怱怱」は、急いでいることを意味する。
烏兎怱怱の類語
光陰如箭(こういんじょぜん) - 烏白馬角(うはくばかく)
絶対に起こり得ないこと。「カラスが白くなり、馬にツノが生える」ことなどない、という意から。
烏白馬角の類語
亀毛兎角(きもうとかく) - 烏飛兎走(うひとそう)
時の流れは早く、慌ただしいということのたとえ。 - 烏之雌雄(からすのしゆう)
物事の善悪や良し悪しの判断がしにくいことのたとえ。烏のオスとメスは見分けづらいことから。
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鷹を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「鷹」です。
「鷹」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 鵜目鷹目(うのめたかのめ)
鵜や鷹が、えさや獲物を狙う目つき。何事もに見逃さない鋭い目つきのこと。 - 蒼鷹獄吏(そうようごくり)
鷹のように獰猛(どうもう)、残忍な役人のこと。 - 飛鷹走狗(ひようそうく)
狩りをすること。「飛鷹」は鷹を飛ばすことを意味し、「走狗」は猟犬を意味する。 - 鷹視狼歩(ようしろうほ)
強欲で残忍な人物のたとえ。
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燕(ツバメ)を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「燕」です。
「燕」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 燕雀鴻鵠(えんじゃくこうこく)
大人物の志は小人物には理解しがたいことのたとえ。
燕雀鴻鵠の類語
鴻鵠之志(こうこくのこころざし) - 燕雀相賀(えんじゃくそうが)
新築を喜ぶ祝いの言葉。 - 燕巣幕上(えんそうばくじょう)
非常に危険なことのたとえ。幕の上にツバメが巣を作ることを表した語。 - 魚目燕石(ぎょもくえんせき)
本物と偽物がよく似ていること、紛らわしいことのたとえ。
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鳩を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「鳩」です。
「鳩」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 鳩首凝議(きゅうしゅぎょうぎ)
人が集まり真剣に相談すること。「鳩首」は、頭を集めることを意味する。 - 鵠面鳩形(こくめんきゅうけい)
飢えにより痩せ細りやつれている様子。
鵠面鳩形の類語
鵠面鳥形(こくめんちょうけい)
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雀を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「雀」です。
「雀」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 燕雀鴻鵠(えんじゃくこうこく)
大人物の志は小人物には理解しがたいことのたとえ。
燕雀鴻鵠の類語
鴻鵠之志(こうこくのこころざし) - 燕雀相賀(えんじゃくそうが)
新築を喜ぶ祝いの言葉。 - 欣喜雀躍(きんきじゃくやく)
小躍りするほど大喜びすることのたとえ。「欣喜」とは大喜びを意味し、「雀躍」はスズメが飛び跳ねるという形容を意味する。
欣喜雀躍の類語
有頂天外(うちょうてんがい)
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その他の鳥類を含む四字熟語
つづいての動物漢字は、数が多くなかったのでまとめて「鳶(トビ)・鳳(伝説上の鳥)・鴻鵠(おおとり・くぐい)・鵜(ウ)」です。
- 鳶目兎耳(えんもくとじ)
トビのような目と兎のような耳を持つ鋭い人のこと。鋭い視覚と聴覚。
鳶目兎耳の類語
飛耳長目(ひじちょうもく) - 臥竜鳳雛(がりょうほうすう)
大きな才能が未だ世に知られていない人のこと。将来の大成が楽しみな人。 - 燕雀鴻鵠(えんじゃくこうこく)
大人物の志は小人物には理解しがたいことのたとえ。
燕雀鴻鵠の類語
鴻鵠之志(こうこくのこころざし) - 鵜目鷹目(うのめたかのめ)
鵜や鷹が、えさや獲物を狙う目つき。何事もに見逃さない鋭い目つきのこと。
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象を含む四字熟語
ここまでは鳥類の動物漢字でしたが、ここから地上の動物たちです。まずは「象」です。
「象」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 有象無象(うぞうむぞう)
数だけは多いが、取るに足らないロクでもない人や物のこと。
有象無象の類語
森羅万象(しんらばんしょう)
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猪を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「猪」です。
「猪」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 一竜一猪(いちりゅういっちょ)
努力する者と努力しない者の間には、賢愚の大きな差ができるということ。
一竜一猪の類語
一竜一蛇(いちりゅういちだ) - 猪突猛進(ちょとつもうしん)
一つのことに向かって、後先考えずに突き進むこと。「猛進」が、激しい勢いで進むこと。
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虎を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「虎」です。
「虎」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 苛政猛虎(かせいもうこ)
苛酷な政治は人喰い虎よりも恐ろしいということ。 - 騎虎之勢(きこのいきおい)
物事にはずみがついて、後に引けないことのたとえ。 - 狐仮虎威(こかこい)
権力者の力を借りて、力の弱いものが威張ることのたとえ。 - 虎渓三笑(こけいさんしょう)
ある事柄に熱中しすぎて、他のことを全て忘れてしまうたとえ。 - 虎穴虎子(こけつこし)
危険を冒さなければ、大きな成功や利益を手にすることはできないということ。 - 虎頭蛇尾(ことうだび)
初めは勢いがいいが、だんだんと勢いが衰えていくこと。
虎頭蛇尾の類語
竜頭蛇尾(りゅうとうだび) - 虎皮羊質(こひようしつ)
見た目は立派だが、中身が伴っていないこと。 - 虎豹之文(こひょうのぶん)
才能と知恵、どちらも持ち合わせている人はその才能がゆえ災いを招くということ。
虎豹之文の類語
猿狙之便(えんそのべん)
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狼を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「狼」です。
「狼」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 鷹視狼歩(ようしろうほ)
強欲で残忍な人物のたとえ。 - 周章狼狽(しゅうしょうろうばい)
驚きあわてて、うろたえること。
周章狼狽の類語
神色自若(しんしょくじじゃく)
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牛を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「牛」です。
「牛」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 割鶏牛刀(かっけいぎゅうとう)
小さな鶏をさばくために、牛を裁くための大包丁はいらないということ。 - 汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)
大量にある書物のこと。
汗牛充棟の類語
載籍浩瀚(さいせきこうかん) - 牛飲馬食(ぎゅういんばしょく)
一度の食事で大量の酒を飲んだり、食べたりすること。
牛飲馬食の類語
鯨飲馬食(げいいんばしょく) - 牛鬼蛇神(ぎゅうきだしん)
人柄が卑しく、心がねじ曲がっている人のたとえ。また、容姿の醜さも指す。 - 牛驥同皁(ぎゅうきどうそう)
有能な人物が、劣った人物と同じような待遇を受けることのたとえ。 - 九牛一毛(きゅうぎゅうのいちもう)
多くの中にあるきわめてわずかな部分のこと。
今回わかった新たな発見も九牛一毛にすぎない。 - 牛首馬肉(ぎゅうしゅばにく)
見た目と中身が一致しないことのたとえ。 - 牛刀割鶏(ぎゅうとうかっけい)
小さな事柄を処理するために、大げさな手段を用いることのたとえ。 - 牛糞馬涎(ぎゅうふんばせん)
取るに足らない、つまらない物のたとえ。 - 鶏口牛後(けいこうぎゅうご)
たとえ小さくても組織のリーダーになるべきで、大きな組織の末端で甘んじてはいけないということ。 - 鶏尸牛従(けいしぎゅうしょう)
たとえ小さくても組織のリーダーになるべきで、大きな組織の末端で甘んじてはいけないということ。 - 呼牛呼馬(こぎゅうこば)
相手の言うことを聞き、逆らわないことのたとえ。
呼牛呼馬の類語
馬耳東風(ばじとうふう) - 対牛弾琴(たいぎゅうだんきん)
全く意味がないこと。琴を引いて牛に聞かせる琴の意から。
対牛弾琴の類語
馬耳東風(ばじとうふう)
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馬を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「馬」です。
「馬」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 意馬心猿(いばしんえん)
煩悩や欲に心が乱されて落ち着かないこと。
意馬心猿の類語
明鏡止水(めいきょうしすい) - 烏白馬角(うはくばかく)
絶対に起こり得ないこと。「カラスが白くなり、馬にツノが生える」ことなどない、という意から。
烏白馬角の類語
亀毛兎角(きもうとかく) - 汗馬之労(かんばのろう)
物事を成功させるため、汗水流して奔走する苦労のたとえ。「汗馬」は馬に汗をかかせること。
汗馬之労の類語
犬馬之労(けんばのろう) - 牛飲馬食(ぎゅういんばしょく)
一度の食事で大量の酒を飲んだり、食べたりすること。
牛飲馬食の類語
鯨飲馬食(げいいんばしょく) - 牛首馬肉(ぎゅうしゅばにく)
見た目と中身が一致しないことのたとえ。 - 牛糞馬涎(ぎゅうふんばせん)
取るに足らない、つまらない物のたとえ。 - 犬馬之心(けんばのこころ)
犬や馬の飼い主に対する忠誠心。 - 犬馬之歯(けんばのよわい)
自分の年齢を謙遜していう言葉。 - 犬馬之労(けんばのろう)
人のために力を尽くすことを謙遜していう言葉。 - 呼牛呼馬(こぎゅうこば)
相手の言うことを聞き、逆らわないことのたとえ。
呼牛呼馬の類語
馬耳東風(ばじとうふう) - 胡馬北風(こばほくふう)
故郷を懐かしむこと。
胡馬北風の類語
越鳥南枝(えっちょうなんし) - 塞翁失馬(さいおうしつば)
人の幸福、不幸はその時にはわからず、時間が経って見ないとわからないということ。
塞翁失馬の類語
禍福倚伏(かふくいふく) - 千軍万馬(せんぐんばんば)
とても大きな軍隊のこと。「千」「万」とは、非常に数が多いことを意味する。
千軍万馬の類語
千兵万馬(せんぺいばんば) - 竹馬之友(ちくばのとも)
幼友達のこと。
竹馬之友の類語
総角之好(そうかくのよしみ)
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羊を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「羊」(カラス)です。
「羊」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 告朔餼羊(こくさくのきよう)
昔から続く行事や習慣は、むやみに廃絶してはいけないということ。 - 多岐亡羊(たきぼうよう)
選択肢が多くどれを選ぶべきか迷うこと。 - 屠所之羊(としょのひつじ)
死期がせまっている人のこと。 - 亡羊之嘆(ぼうようのたん)
選択肢が多くどれを選ぶべきか迷うこと。 - 羊頭狗肉(ようとうくにく)
見た目は立派だが、中身が伴っていないこと。
羊頭狗肉の類語
羊頭馬脯(ようとうばほ)
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猿を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「猿」です。
「猿」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 意馬心猿(いばしんえん)
煩悩や欲に心が乱されて落ち着かないこと。
意馬心猿の類語
明鏡止水(めいきょうしすい) - 猿猴取月(えんこうしゅげつ)
欲を出して浅はかに行動した結果、命を失ったり災難にあったりすること。
猿猴取月の類語
海底撈月(かいていろうげつ) - 猿猴捉月(えんこうそくげつ)
欲を出して浅はかに行動した結果、命を失ったり災難にあったりすること。 - 猿臂之勢(えんぴのいきおい)
進退が自在にでき、状況に応じて柔軟に対応できる軍隊の体制のこと。「猿臂」とは猿の腕のこと。 - 犬猿之仲(けんえんのなか)
互いの関係が非常に悪い間柄のこと。
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狐を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「狐」です。
「狐」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 狐仮虎威(こかこい)
権力者の力を借りて、力の弱いものが威張ることのたとえ。 - 城狐社鼠(じょうこしゃそ)
権力者の陰に隠れ悪事をはたらく者。
城狐社鼠の類語
眼中之釘(がんちゅうのくぎ)
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犬を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「犬」です。
「犬」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 鶏犬不寧(けいけんふねい)
事態が緊迫していて心が落ち着かない、安まらないことのたとえ。 - 鶏鳴狗盗(けいめいくとう)
くだらない芸やつまらない技能しかない人のこと。また、つまらないことでも何かの役に立つことがあるたとえ。 - 犬猿之仲(けんえんのなか)
互いの関係が非常に悪い間柄のこと。 - 犬牙相制(けんがそうせい)
国境沿いで国同士が互いに牽制し合うこと。「犬牙」は犬の牙、「相制」は牽制し合うを意味する。 - 犬兎之争(けんとのあらそい)
争っていた両者が疲弊し、第三者に利益を横取りされてしまうこと。 - 犬馬之心(けんばのこころ)
犬や馬の飼い主に対する忠誠心。 - 犬馬之歯(けんばのよわい)
自分の年齢を謙遜していう言葉。 - 犬馬之労(けんばのろう)
人のために力を尽くすことを謙遜していう言葉。 - 喪家之狗(そうかのいぬ)
覇気や活力がなく、やせ衰えているひと。「喪家」は喪中の家のこと。 - 飛鷹走狗(ひようそうく)
狩りをすること。「飛鷹」は鷹を飛ばすことを意味し、「走狗」は猟犬を意味する。 - 羊頭狗肉(ようとうくにく)
見た目は立派だが、中身が伴っていないこと。
羊頭狗肉の類語
羊頭馬脯(ようとうばほ)
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兎を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「兎」です。
「兎」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 烏兎怱怱(うとそうそう)
月日がせわしなくすぎていくたとえ。「怱怱」は、急いでいることを意味する。
烏兎怱怱の類語
光陰如箭(こういんじょぜん) - 烏飛兎走(うひとそう)
時の流れは早く、慌ただしいということのたとえ。 - 犬兎之争(けんとのあらそい)
争っていた両者が疲弊し、第三者に利益を横取りされてしまうこと。 - 狡兎三窟(こうとさんくつ)
困難や災難から逃れるのが巧みなことのたとえ。
狡兎三窟の類語
狡兎三窟(こうとさんけつ) - 脱兎之勢(だっとのいきおい)
素早い動きのこと。
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鶴を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「鶴」です。
「鶴」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 一琴一鶴(いっきんいっかく)
官史が清廉であることのたとえ。 - 閑雲野鶴(かんうんやかく)
俗世に関わり合いをもたず、自由にのんびり暮らすこと。「閑雲」は空の雲を意味し、「野鶴」は野生の鶴を意味する。 - 亀鶴之寿(きかくのじゅ)
長生きのこと。亀は万年、鶴は千年といわれるように長く生きること。 - 群鶏一鶴(ぐんけいのいっかく)
凡人が多くいる中で、一人だけ優秀な人物が混じっていることのたとえ。 - 鶏群一鶴(けいぐんのいっかく)
凡人が多くいる中で、一人だけ優秀な人物が混じっていることのたとえ。
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亀を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「亀」です。
「亀」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 亀鶴之寿(きかくのじゅ)
長生きのこと。亀は万年、鶴は千年といわれるように長く生きること。
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蛇を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「蛇」です。
「蛇」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 牛鬼蛇神(ぎゅうきだしん)
人柄が卑しく、心がねじ曲がっている人のたとえ。また、容姿の醜さも指す。 - 蛟竜毒蛇(こうりょうどくだ)
気味が悪く、恐ろしげなもののたとえ。
蛟竜毒蛇の類語
魑魅魍魎(ちみもうりょう) - 虎頭蛇尾(ことうだび)
初めは勢いがいいが、だんだんと勢いが衰えていくこと。
虎頭蛇尾の類語
竜頭蛇尾(りゅうとうだび) - 杯中蛇影(はいちゅうのだえい)
一度疑いだすと心は一向に晴れず、どんどん疲弊していってしまうことのたとえ
杯中蛇影の類語
疑心暗鬼(ぎしんあんき)
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鼠・鼯鼠を含む四字熟語
つづいての動物漢字は「鼠・鼯鼠(ムササビ)」です。
「鼠・鼯鼠」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 城狐社鼠(じょうこしゃそ)
権力者の陰に隠れ悪事をはたらく者。
城狐社鼠の類語
眼中之釘(がんちゅうのくぎ) - 首鼠両端(しゅそりょうたん)
どちらの味方につくか形勢を伺いながら迷っているさま。
首鼠両端の類語
左顧右眄(さこうべん) - 鼯鼠五技(ごそごぎ)
いろんな技能は持っていても、どれも中途半端で役には立たないということ。
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魚類を含む四字熟語
つづいての動物漢字は、海や川の魚関連をまとめて「魚・鯨・蟹」です。
- 呑舟之魚( どんしゅうのうお)
普通の人の常識では計り知れないような才能を持つ大物。 - 烏焉魯魚(うえんろぎょ)
文字の書き間違いのこと。
烏焉魯魚の類語
三豕渡河(さんしとか) - 魚目燕石(ぎょもくえんせき)
本物と偽物がよく似ていること、紛らわしいことのたとえ。 - 水魚之交(すいぎょのまじわり)
とても仲が良く、親密な関係なこと。 - 鯨飲馬食(げいいんばしょく)
一度の食事で大量の酒を飲んだり、食べたりすること。 - 蟹行鳥跡(かいこうちょうせき)
すべての書物のこと。「蟹行」は西洋文字(横書き)を意味し、「鳥跡」は漢字を意味する。
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竜を含む四字熟語
最後の動物漢字は「竜」(伝説の生きもの)です。
「竜」の漢字をふくむ四字熟語です。
- 一竜一猪(いちりゅういっちょ)
努力する者と努力しない者の間には、賢愚の大きな差ができるということ。
一竜一猪の類語
一竜一蛇(いちりゅういちだ) - 画竜点睛(がりょうてんせい)
最後に行うべきこと。物事の最も大切な部分、最後の仕上げのこと。 - 臥竜鳳雛(がりょうほうすう)
大きな才能が未だ世に知られていない人のこと。将来の大成が楽しみな人。 - 韓雲孟竜(かんうんもうりょう)
男色のこと。 - 孔明臥竜(こうめいがりょう)
世の中に埋もれている優れた人物。
孔明臥竜の類語
伏竜鳳雛(ふくりょうほうすう) - 蛟竜毒蛇(こうりょうどくだ)
気味が悪く、恐ろしげなもののたとえ。
蛟竜毒蛇の類語
魑魅魍魎(ちみもうりょう)
以上、動物が含まれる四字熟語でした。
今回紹介したのは、実はまだまだ全ての四字熟語ではありません。
今後も随時で追加をしていきます!お楽しみに♪