小城製粉の米粉
今や世界から注目を集める小麦粉を使わないグルテンフリーの米粉。
原因不明の不調が続き…その原因が小麦粉に含まれるグルテンだった…グルテンが引き起こすと言われるセリアック病、グルテン不耐症。
小麦粉を口にできないとは、パンやパスタ、ケーキも食べれなくと言うこと。そこで、小麦粉に代わり注目を集めたのが米粉です。
小麦や添加物を一切含まない米粉100%の米粉パン。そんな高いハードルに挑戦し、いち早く海外へと米粉を送りだしたのが鹿児島薩摩川内市に本社を置く小城製粉株式会社です。
しかし、グルテンを含まない米粉は「小麦粉と同じように」ではボソボソしたり、表面に亀裂が入ったりと簡単なことではなかったようです。
創業70年を超える小城製粉の挑戦、今や世界が注目する米粉についてと、グルテンフリーお菓子の通販情報を紹介いたします。
米粉のいいところは大きく2つ
まず、小麦粉に比べ油の吸収率が低いのが米粉の特徴の一つ。
それによって、揚げ物がとてもヘルシーに、そして軽い食感になります。
小麦粉と米粉を素材だけで比較と大きな差はありませんが、油の吸収率によってカロリーの結果に大きな差が出てきます。
そしてもう一つは、米粉には小麦粉に含まれるグルテンが全くないこと。
これは、小麦粉に含まれるグルテンに対してアレルギーを持つ方がいます。
日本よりもパスタやパンを主食として消費する欧州や海外。
ここ近年、ヨーロッパや世界に向けて日本の米粉を!
と、海外に目を向けたマーケティングや販売が広がりつつある背景には、そういった食文化によるニーズがあるわけです。
グルテンとは小麦粉に含まれるタンパク質のことで、食べた時にモチモチした食感を生み出すもの。
米粉はグルテンフリーなのでアレルギー面では安心ですが、一方でグルテンの持つ独自の食感は損なわれることになります。
他にも小麦粉との栄養素の違いや調理面での楽さなどもありますが、油の吸収率とグルテンフリーこの2点が米粉が注目される大きなところです。
小城製粉 米粉の可能性への挑戦
今や米粉のニーズはアメリカやヨーロッパの方が日本を上回る勢いのようです。2018年8月の日本農業新聞でこのような記事があります。
欧州では、小麦アレルギーの原因となるグルテンを含まない「グルテンフリー」食品の市場が急激に伸びている。日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、米国の市場規模は5,600億円(16年)で毎年約3割増と急成長。欧州は5年前に1,200億円市場だったが、今年まで年率10パーセントの伸びを見せる。
勝機は海外にありといった現状のようです。
小城製粉では2015年からドイツへと米粉の輸出をスタートさせています。元は郷土菓子である和菓子用の米粉を製造していた小城製粉。
しかし、国内では和菓子店が年々減少している現状。このままでは…と、新たな挑戦踏み出したのが小麦が食べられない人に向けた、パンやケーキで使う米粉の開発。
グルテンフリー、米粉100%で美味しいパンやケーキの食感を出すことは相当な苦労があったようです。
その後、研究を重ねに重ねた米粉は海を渡りドイツへ。
ドイツ国内100以上のスーパーで小城製粉の米粉が販売されるようになったそうです。
小城製粉の米粉商品 通販は?
小城製粉では、薩摩川内市隈之城にある製造工場に併設して販売店舗があります。
「のせ菓楽」という名前の和テイストでオシャレな建物です♪
ここでは和菓子だけでなく、シュークリむなどの洋菓子も販売をしているようです。
しかも、販売している商品は全て小麦粉を一切使っていないとのこと。
ただ、調べたところ…小城製粉の公式ホームページではお菓子の通販は行っておりませんでした。
そこで、楽天で調べてみると…マドレーヌだけありました!
ただ、ふるさと納税対象になっていて、支払う金額だけでみるとかなりお高めですね。
あとは、お菓子にはなっていませんが、小城製粉グルテンフリーの米粉パンケーキミックスもありました。
和菓子、洋菓子と商品になっているものは
製造工場併設の「のせ菓楽」に行って購入しなければいけないようです。
県外の方は美味しそうなお菓子が買えないのはちょっと残念ですね。
店舗ではこんなのが買えそうです。
おはようございますー!朝RUNー!!☆朝ごはんは小城製粉の小城会長からいただいた“グルテンフリー”のマドレーヌをいただきます♪詳しくはブログに書くね♡ pic.twitter.com/XPdDFtlaTU
— 有賀真姫 (@macky0625) 2016年2月15日
また、「のせ菓楽」には約40席のイートインスペースもあり、こだわりの飲み物や、ソフトクリームなどのスイーツもその場で食べることができます。
さらに、毎月一回、米粉のお菓子づくり教室も開催しているようです。詳しくは小城製粉の公式ホームページからお問い合わせください。